私たちNBBAでは、これからの10年に向けて"夢のある業界づくり"をテーマに掲げ、
サロン業界を明るい未来へ導く一助になるべく活動を行っております。
その中で今回、「正しい製品知識の普及」のための活動の一環として、
サロンからよくお寄せいただくご質問と回答をまとめたQ&Aのページを作成しました。
これにより製品の特徴や使用方法などの情報をサロンに提供し、
薬剤に関する正しい知識の普及に努めていきたいと考えております。

1.ヘアケアについて
「リンス」、「コンディショナー」、「トリートメント」の違いを教えてください。
「リンス」は、シャンプー後の毛髪の表面に被膜をつくり、滑りを良くして毛髪を整えやすくするものです。また静電気を防ぐ効果もあります。
「コンディショナー」は、リンスの保護効果をより高めたものです。シャンプー後の毛髪の表面を保護するという基本機能はリンスと同じですが、リンスに比べて油剤やコンディショニング成分の配合が多くなっています。
「トリートメント」は、毛髪をなめらかにし、クシ通りや指通りを良くする働きがあります。また、ヘアカラーなどでダメージを受けた毛髪にトリートメント成分を補給するとともに、毛髪にハリ・コシを与えたり、潤いを保持する効果があります。
シャンプーやトリートメント、育毛剤などに「正しい使い方」はありますか?
化粧品には、それぞれの商品の性能を最も効果的に発揮する正しい使い方があります。使い方を間違えると(例えば、シャンプー時に頭皮を爪で掻くように洗うなど)、商品の効果が十分に発揮されないばかりか、髪や地肌を傷めることにもつながりますので、お客様にお勧めする時はとくにご注意ください。もし正しい使い方がわからなければ、各メーカーにお問い合わせください。
シャンプーやトリートメントの方法を教えてください。
シャンプーでは、シャンプー剤を付ける前に、まず髪全体をお湯で湿らせて、次にお湯だけで余洗いを1分以上してからシャンプー剤を髪に付けてよく泡立てて洗ってください。ワンシャンプーで汚れが落ちない場合はツーシャンプーしてください。
トリートメントは、傷んでいる毛先を中心につけて、お湯を手にとって毛先に揉み込み、トリートメント剤を十分に髪になじませてから、よく流してください。
軟毛のお客様のトリートメントの付け方を教えてください。
軟毛の場合、傷んでいる毛先や中間部を中心に、十分にトリートメント剤を付けてください。根元は新生毛で傷みが少ないため、トリートメント剤を多く付けすぎると根元がペタンとなり、仕上がりが重たくなります。根元部分には量は少なめに付けてください。
毎日髪を洗うと抜け毛が増えるというのは本当ですか。
毎日髪を洗ったからといって抜け毛が増えることはありません。抜け毛の原因は様々で、個人差もありますが、健康な人の髪であっても1日に約50~70本は抜けます。さらに、その本数は秋頃と春頃に増加するなど季節によっても変わります。抜け毛を気にしてシャンプーの回数を減らすと、むしろ、頭皮が汚れ、髪の成長を阻害することにつながります。
ただし、毎日刺激の強いタイプのシャンプーを使用すると、皮脂を必要以上に取り過ぎてしまう恐れがあります。そうなると髪の損傷や頭皮の炎症の原因になる場合もありますので、お客様には低刺激性のシャンプーをお勧めしてください。
同じブランドのヘアケア商品を使ったのに、仕上がりがべたつくと、お客様がおっしゃっています。どうしてでしょうか。
サロンの商品は髪質やダメージレベルによって、質感や内容成分を変えているため、同じブランドの商品でもお客様の髪質に合わず、べたつくものがある可能性はあります。サロンでは、お客様の髪質やダメージレベル、なりたい質感に合った薬剤を選択し、使用することを十分に心がけてください。それでもべたつく場合は、使用量や使用頻度を減らす、1ランク軽めの質感アイテムを使用する、あるいは併用するなど適切と思われる方法をお勧めするようにしましょう。
お客様にピッタリなシャンプーを選ぶにはどうしたらいいですか。
まずは髪の状態をチェックしてください。髪質が軟毛の方はハリやコシの出るタイプ、硬毛の方はしなやかさの出るタイプをお勧めしてください。
紫外線によって傷んだ髪はどのようなケアをしたらいいですか。また、どのような製品を使用したらいいですか。
毛髪は紫外線により乾燥し、キューティクルがはがれ、ツヤなどがなくなってしまいます。特に紫外線の量が多くなる夏には、ダメージが増大します。紫外線から髪を守る効果のある成分(赤外線吸収剤、紫外線散乱剤)を含有した製品(例えば、アウトバストリートメントなど)を使用することをお勧めします。
日焼け止め化粧品に「SPF」という表示ありますが、どうしてスタイリング剤には表示されていないのですか。
「SPF」というのは「Sun Protection Factor」の略。日焼け止めクリームなどに含まれる、紫外線防止剤の紫外線B波(UVB)の肌に対するカット効果を数値で表したものです。別名「サン・プロテクター」ともいいます。ですから、毛髪に対してSPFは適用できません。メーカーによっては、独自に毛髪に対する紫外線防止を示す記号を表示している製品もあります。
最近、エクステンション(つけ毛)をされているお客様が増えていますが、施術するときの注意点はありますか。
エクステンションをされているお客様の髪に、美容室でシャンプーやトリートメントをする時は、通常の髪と同じようにシャンプーし、流してしまうとエクステンションの毛が絡まるなどのトラブルが起きることがあります。トラブルを避けるために、髪を慎重に扱い、やさしく洗って流すようにしてください。お客様自身にも、ご家庭でシャンプーやトリートメントをされるときは、慎重にやさしく洗うようにアドバイスしてください。
サロンで施術する「システムトリートメント」を個人で購入して使用したいというお客様がいらっしゃいますが、問題はありますか。
サロンのシステムトリートメントは、個人で購入したとしても自分で施術することが非常に難しい商品です。サロンではお客様の「髪質・ダメージ度合い」などを見極め、薬剤を塗布する「部分・量・塗布手順」などを考えて施術しています。そうすることで、持ちが良くなり、お客さまが望む「希望の仕上がり」が表現されるのです。どんなにいい商品でも使い方を間違えてしまうと、希望の質感が出ない可能性があります。個人の購入によるご家庭での施術は避けたほうがよいでしょう。
ロングヘアの髪で、髪を束ねている部分にチョークを振りかけたような白いラインができる理由を教えてください。
白いラインは、束ねているゴムで髪に摩擦が生じ、キューティクルがはがれた結果生じます。これは、髪が切れやすくなっている状態ですので、ゴムで束ねるときはゴムをきつくしないこと、いつも同じ位置で束ねないことなどをお客様にアドバイスしてください。また摩擦の少ないもの(バレッタ、バンスクリップ、ババナクリップなど)に代えていただくとよいでしょう。さらに、摩擦などから髪を守ってくれる、洗い流さないトリートメントを使用すると効果的です。
毛髪のダメージは、何によって引き起こされることが多いのでしょうか。
毛髪の損傷の原因として考えられるものには以下の3つがあります。

①物理的損傷
ブラッシング、ブロー、タオルドライなど、毛髪に物理的な力が加わることにより損傷が引き起こされます。

②科学的損傷
パーマ、ヘアカラー、ブリーチなど、主としてサロンでの施術に用いる薬品やその使用方法が原因で損傷が引き起こされます。

③環境的損傷
過度の乾燥や湿潤、あるいは紫外線などにより損傷が引き起こされます。

毛髪の損傷は、これらの原因のいくつかが絡み合って起こるケースが多いと言えます。しかし、だからといって損傷の原因を避けるような生活、例えばヘアカラーをしない、ブラッシングをしない、外出せずに紫外線に当たらないといった生活を送るのはどうでしょうか。確かに毛髪を傷めにくいかもしれませんが、おしゃれを楽しむこともできませんし、そもそも普通の生活を送るのに支障をきたします。ですから、過度の損傷につながるような原因をよく知り、それらをできるだけ避けると同時に、正しいホームケアを実践することが重要となります。
2.スキャルプケアについて
お客様の頭皮に赤みがあるのですが、考えられる原因は何でしょうか。
健康な頭皮は透明感のある青白い色をしています。頭皮が赤くなっているのは頭皮内部の毛細血管の拡張と充血が起きているためです。赤みが生じる原因としては、皮脂などの老廃物や化学物質による刺激、過剰なストレスなどが挙げられます。お客様の症状の程度が重く気になる場合は、皮膚科の専門医への相談をお勧めください。
フケやかゆみが出やすいお客様がいらっしゃいます。考えられる原因は何でしょうか。
一般的に、頭皮の角質層のいちばん外側にあり、古くなって剥離したものをフケといいます。健康な頭皮でも毎日剥離は起きていますが、脱落量が少なく小さいためほとんど気になりません。また通常はシャンプーと一緒に洗い流されて、フケとして認識できないことがほとんどです。しかし新陳代謝が盛んな方やシャンプーの回数が少ない方などにはフケが多くみられる場合があります。
一方で、皮膚のかゆみは何らかの刺激が皮膚に加えられることで引き起こされます。例えば、軽い接触や温められることでもかゆみを感じることはご存知だと思います。ただし、頭皮のかゆみはそうしたものと異なり、皮脂などを栄養源とする頭皮の微生物の増殖が関係していると考えられています。
通常、こうしたフケやかゆみは、シャンプー頻度を増やすなど頭皮を清潔に保つことで解消されます。しかし、それでもフケやかゆみが気になる方には、ジンクピリチオンなどの抗菌剤が入ったシャンプーをお勧めするのもよいでしょう。
軽度のフケやかゆみではなく、フケが大きく、かゆみもひどい方は頭皮に何らかの異常が起きているサインです。こうした異常は、乾燥頭皮、過剰皮脂頭皮のどちらでも起こります。乾燥頭皮のフケは細かく乾いていて、過剰皮脂のフケは大きめで脂っぽいのが特徴です。さらにフケが極端に目立つ場合は「フケ症」と呼ばれ、これは脂漏性皮膚炎の前段階にあると考えられます。こうした症状でお悩みのお客様には、早めに皮膚科の専門医に相談されることをお勧めしましょう。
頭皮がべたべたしているのですが、原因と影響を教えてください。
原因は「皮脂の分泌量が多い」ということが考えられます。皮脂は皮脂線で作られ、毛穴から頭皮に出てきます。皮脂の分泌量が多くなると、毛穴が詰まりやすい状態になり、髪の成長が阻害されたり、フケが発生したり、場合によっては炎症を起こすこともあります。
頭皮が乾燥する原因と影響を教えてください。
皮脂の分泌量が少ないことが原因と考えられます。皮脂は、皮脂膜を形成する重要な成分で、皮脂膜は頭皮のバリア機能を担っています。従って、皮脂が少ないと頭皮に十分なフィルムを作ることができないために頭皮のバリア機能が低下し、頭皮の水分量が減少して、乾燥頭皮になりやすくなります。また化学物質に代表されるような刺激物の影響も受けやすくなり、頭皮が赤くなったり、フケが発生したり、場合によっては炎症へとつながることもあります。
新しいシャンプーに変えたら頭皮がかゆいとお客様がおっしゃっています。原因は何でしょうか?
シャンプー剤には様々な原料が使用されています。人によってはかゆみを感じる原料や刺激を感じる原料もあります。当然、シャンプーを代えることによって肌に合わないという可能性もありえます。そのときの体調や季節、環境、心理状態などが要因となる場合もあります。かゆみや赤みの症状が現れたときは、すぐに使用を中止して、皮膚科などの専門医に相談することをお勧めください。
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