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美容エージェント視察 報告

2013年10月11日(金)
ヤンゴン市郊外にあるスキンケアに特化した美容エージェントGREEN ANGEL社の社長から話を伺った。

エージェントについて

ヤンゴン市内から車で30分、住宅地タケタ地区に位置する一軒家を改装したスキンケアエージェントの GREEN ANGEL社を視察。
スキンケア商品・農業用肥料・ボディシャンプーなどをアメリカやタイ等の海外から輸入し、ネットワークエ-ジェントを通して販売する一次問屋のような会社である。
取扱の主力は、アメリカのJENESSE社のLUMINESCEやPROPECTINというスキンケアブランド。取引を始めて約3ヶ月で約700万を売上げる。

取扱商品

販売種類はJENESSE社他アメリカからの輸入化粧品6種類・サプリメント4種類/タイからの輸入品20種類・肥料2種類と多岐に渡る。
売れそうな商品を自ら足を運び代理店契約を結び、エージェントを通して販売するネットワークビジネス(悪く表現するとネズミ講商売)で、この商品を売るとこれだけ利益が出るという販売形態である。
スキンケア商品の販売ターゲットは富裕層のため、商品を選ぶ基準は品質・価格である。大型ショッピングセンターやスーパーなどには欧州や日本のブランドが並んでおり、これらにない品質が高く、国内にないブランドをネットワークエージェント通して個人に販売する形態である。(ちなみに輸入品で人気が高いのは“ニベア”)
ネットワークエージェントは約1,000名在籍し、商品の紹介や会合は月1回程度ホテルで行い200名~230名集めてPRを行う。
ミャンマーの女性は美白に興味があり、日本製品ではマスクやパックなどに興味があり、いい商品・条件があればエージェント契約をしたいとの事。
今後、日本からの進出を考えれば、エージェントの確保は重要である。
ミャンマーでは、他アイテムの販売に於いても、多くのエージェントが存在・複雑化しており、通り一辺倒での流通とはいかないようだ。
各々エージェントによって個人への販売・下位エージェントや美容室への販売等、流通販路が思惑通りに確保できない現状で美容としての流通をどのように開発するかが今後の課題である。
社長に「美容室専売品に可能性は感じるか?」と質問したところ、「現段階では、市場としての魅力は少ない」とのコメント。
美容文化創造や育成支援も含め、美容インフラを醸成することがミャンマー市場での成功の秘訣だと感じた。

美容エージェントGREEN ANGEL社

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