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台湾経済市場レクチャー

2016年10月11日(月)
アリミノインターナショナル台北スタジオにおいて、SABCインターナショナルコーポレーションの鹿間代表にレクチャーを受けた。

台湾の一般概況

概要

人口:2,346万人(2015年7月)
台北市:270万人、新北市:396万人、台中市:272万人 高雄市:277万人
台南市:188万人 その他エリア
面積:3万6千k㎡
GDP:5,155億ドル
うち1人当たり国民総所得:22,464.01ドル(IMFによる2015年4月時点)
主要産業:電気・電子、鉄鋼金属、繊維、精密機械
台湾の地図

日台のパートナーシップ

貿易関係:台湾は日本にとって世界第5位の貿易パートナー
日本は台湾にとって世界第2位の貿易パートナー
航空関係:羽田-松山間定期便の就航(日台オープンスカイ取り決め)
その他:過去60年間の海外からの対台湾投資累計において、
日本は金額で4位(約 177億米ドル)、件数では1位(過去60年間の累計8,128件)
「台湾住民の日本に対する親近感」グラフ

台湾美容市場の現状

1. 美容業界の従業人数と平均給与

2. 美容業界の課題

慢性的な人手不足による人材の確保が一番の問題。また就職したとしても給与制度や労務管理上の不満により、すぐに辞めてしまう人が多いため人材育成がおぼつかない。

3. サロンでの平均消費費用

台湾の男女のサロンでの平均消費費用は、100~500元が全体の71%、1,000元以上が全体の7%を占める。

「サロンでの平均消費費用」グラフ

4. サロン別経営形態と特徴

台湾でのサロン経営形態としては、チェーン店系、大型、中型、小型サロン、個人床屋と幅広い。
またカット、シャンプ、パーマ、ウェーブ、カラー、トリートメント、セット、頭皮SPAの他、商品販売とスタイリングコンサルティングをサービスとした「トータルビューティ」の要素を展開するサロンも存在する。

「サロン別経営形態と特徴」グラフ

5. 台湾ローカルサロンと日系サロンの価額表比較

「台湾ローカルサロンと日系サロンの価額表比較」グラフ

メニュー例

<パーマ>

<カラー>

台北商圏エリア情報(店舗)

エリア

・内湖区
・信義区
・中山区
・松山区
・萬華区
・中正区
・大安区
※上記、赤字エリアに主にサロンが密集している。
台北商圏エリア地図

賃料

大安区(忠孝敦化商圏)

欧米系外国人、日本人の観光客が利用する宿泊施設や有名レストラン、デパート、若者向きのカフェなどが多く集まる、台北一の洗練されたエリアとして認識されている繁華商業エリア。
全体的に建物は築年数が古く、オフィスは少ない。雑居ビル(住宅とオフィス・店舗が混在型のビル)が主流である。日系企業は少なく、台湾系企業や小ぶりな店舗が多数存在している。

大安区(忠孝敦化商圏)

萬華区(西門エリア)

中高生の流行の発信地で「台湾の原宿」と呼ばれるエリア。映画館やデパートが多く並んでいる。ファッションセレクトショップや雑貨店、アニメグッズを取り扱うマニアックなお店も多数点在。西門駅は、待ち合わせ場所となることが多く、休日には野外イベントやプロモーション活動などいつもにぎわっている。周辺には漢口街や峨嵋街など、歩行者天国も多く、キャラクターグッズを扱うお店や、ブティックなどがひしめいている。

萬華区(西門エリア)

信義区

台北101を中心にした金融エリアで外資系企業や大手日系企業が多く入居している。新しく開発されたビジネスエリアで、世界貿易センターでは常に催事が開かれ多くの訪問者がいる。
三越百貨店、誠品書店があり多くの買物客で賑わう。

信義区

中山区

中山北路と南京東路の交差を中心に中山北路に面した商業圏。高級ホテル、高級ブランドショップが存在し観光客が賑わう。レストランやバーが多い。台北市内で一番初めに開発された商業区で、約40年前から存在しオフィスビルも多くあるが築年数が古い(20年以上)。交通の利便性が高く、日本工商会事務局があることもあり、日系企業が多く集まる場所。

中山区

内湖区

内湖路を中心とした軽工業開発区。以前は住宅エリアだったが、約15年前から工業開発区として新たに開発されソフト通信、IT関連、半導体企業が入居する工業オフィスエリアになった。日系企業(半導体メーカー、電子部品メーカー等)も数社入居中。

内湖区

松山区

松山区は民権東路~復興北路の北部を指す。台北空港(旧松山空港)が近くにあり、欧米系金融・会計法律会社、日系の金融企業が入居する、Aグレードのオフィスビルが多いビジネスエリア。築年数は約10年~20年が主流。日本交流協会(日本の大使館にあたる)もある。

松山区

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