現地美容室視察 報告
2019年10月15日(火)、10月17日(木)
ハノイ市内のサロン8店舗においてベトナム ハノイにおけるサロン経営の現状についてレクチャーを受けた。
CLEO hair internationalについて
- 4店舗展開(日本3店舗、ベトナム1店舗)。ホーチミン店は2011年設立。
- 営業時間 9:30~19:30
- ヒアリング 代表取締役社長リップマン久実氏
- 1区と呼ばれる商業エリアに立地。ドンコイ通り、ベンタイン市場、高島屋など観光スポットからほど近いビルのグラウンドフロア。近年中に地下鉄も開通予定。
サロンコンセプト
「心にも髪にも優しい空間」でお客さまをノスタルジックな世界へ誘う。
サロンの特徴
- 客層レベルはミドル~ハイエンド(80%ベトナム人、20%欧米人・台湾人・日本人)。
- 顧客男女比率は女性6:男性4ほど。
- サロンオープン時には現地では「癒し」という概念があまり浸透していなかったため、日本や欧米の考えを持ち込む。防音のシャンプーブース、太陽光が差し込む大きな窓、街路樹の緑の借景などゆったりとした空間と時間を提供している。
- 日本のサロンに倣い、施術に入る前に必ずカウンセリングを実施。
- 従来のベトナムサロンのシャンプーは爪で洗うのが普通だったが、頭皮のため指の腹でやさしく洗うよう指導。
- ベトナムではロングヘアやしっかりパーマが主流だったが、トップスタイリストHIEN氏は日本で人気のショートヘアやニュアンスパーマを提案し、好評。
- 日本製品の店販は好調であり、ベトナム人が多く購入している。
- カラー比率が最も高くブリーチも人気。トリートメントやヘッドスパ比率も高需要。ケア意識が非常に高い。
- オーナーへ毎日の売上報告、営業報告を実施。日本の仕組みを取り入れている。
- るるぶやfacebookに広告を掲載し観光客も呼び込む。
- 求人広告も主にfacebookを利用。
メニュー価格
<カット>
女性300,000~500,000VND(≒1,500~2,500円)スタイリストランク別
<ヘッドスパ>
600,000VND(≒3,000円) カット同時施術で割引あり
<シャンプー・ブロー>
200,000~300,000VND(≒1,000~1,500円)レングス別
<トリートメント>
400,000~900,000VND(≒2,000~4,500円)ブランド別
<カラー・ブリーチ>
1,150,000~1,450,000VND(≒5,700~7,200円)
<デジタルパーマ・ストレートパーマ>
1,800,000~2,400,000VND(≒9,000~12,000円)カット同時施術で割引あり
Atelier Tokyoについて
- 19店舗展開(日本18店舗、ベトナム1店舗)。2015年オープン。
- 営業時間 9:30~20:30 年中無休
- ヒアリング 植松武(タケ)氏
- ベンタイン市場、ホーチミン美術館など観光スポットから近く、大通りから1本奥に入った路面店。2フロア。若者に人気のファッション通りに近い。
メニュー価格
<カット>
日本人トップスタイリスト:女性460,000VND(≒2,300円)シャンプー別
ベトナム人スタイリスト:女性280,000VND(≒1,400円)
<ヘッドスパ>
160,000~500,000VND(≒800~2,500円)施術時間別
<シャンプー・ブロー>
各100,000VND(≒各500円)
<トリートメント>
600,000~800,000VND(≒3,000~4,000円)ブランド別
<カラー・ブリーチ>
600,000~1,300,000VND(≒各3,000~7,500円)薬剤別・レングス別
<コールドパーマ・デジタルパーマ・ストレートパーマ>
900,000~1,300,000VND(≒4,500~6,500円)
コンセプト
最高の笑顔と日本の最先端な最良の技術、日本文化ならではの心のこもった“おもてなし”で「夢と感動の物語を提供」。
サロンの特徴
- スタッフ8名、ローテーションで年中無休。日本人スタイリストは2人常駐。日本のサロンに所属する美容師300人から志願して渡航。
- 客層は富裕層が多く、男女比は女性6:男性4。
国籍比はベトナム人4割、日本人3割、欧米およびその他東南アジア人3割。 - 人気メニューはシャンプー&ブロー、ヘッドスパ、カラー&トリートメント。ベトナム人顧客はケアの意識が非常に高い。日本人はカットのみが多い。
- ベトナム人からのショートスタイルのリクエストが増えるなど、新しいスタイルを受け入れるようになってきた。
- 取り扱い製品はほぼ日本製。購入者はベトナム人が圧倒的に多く、ボリュームUPの製品が好まれる。
- 韓国のスタイルが多く求められるが、技術や製品のクオリティは日本への信頼度が高い。
- 技術は営業前や空き時間にスタイリストがアシスタントに指導。日本同様スタイリスト昇格時にチェックあり。
- 求人広告はインターネットが主。
- 「日本から来た」美容師は人気が高いので広告に大きくその旨を記載する。
おもな広告掲載先:ベトナム人向け…facebook 日本人向け…タウン誌
Hair Salon Khanh Vinh Hoang 5について
ichill hair and...(VAMP Hair Line)について
- VAMP Hair lineは11年目。ベトナムで最も長い日系美容室。
- オフィスビルの9Fにて展開。
- ichill hair and...は2区で商用施設の3Fで展開し、顧客は日本:欧米:ベトナムで3:3:4の比率。
- オープンして1年半。本店(VAMP Hair Line)は1区で展開し、差別化を図っている。
- スタイリスト Vamp 2名 ichill 3名。
- カラー、ヘアケア比率は高い。
メニュー価格
Vamp
- カット:5,000円
- カラー:6,000円~
- シャンプー:1,800円
ichill
- カット:1,630円(メンズ 1,400円)
- カラー:3,700円~
- シャンプー:460円
ベトナムの特長
- ベトナム人は薦めるメニュー、商品を信頼して購入してくれる。
- 店販は圧倒的にベトナム人が購入される(日本の品質を納得して購入される)。
- サロンユースの商品の良さは感じていただけている。理由としてドラッグストアのヘアケアは品質がよく無い。そのあたりもあり店販は売れる。購入する方はピラミッドの上の部分の方のイメージ。
- 日本から視察で来店されるオーナーが多いが100軒こられれば1軒がオープンされる程度。
- ベトナムでは路面店が客も呼びやすく成功しやすいと言われているがVAMPはあえてビジネスビルの9階に出したが立地での苦労はしていない。むしろ一見さんがあまり無く、リピートのお客様が多い。
- ベトナムの美容業界はこれから伸びていくことは間違い無い。ポテンシャルも高く、技術、知識、デザインなど細かい点まで考えて取り組む傾向にある。伸びしろがあり拡大する可能性が高い。
- ベトナム人はキューティクルが強くカラーが染まりにくいなど言われているがオキシ9、12%が使えるので特に問題無い。
サロンの強み
- 日本のクオリティをトータルで提案できる点であり、知ってもらう事が課題。
- ホーチミンでは現在約40軒の日系サロンがあるが横の繋がりもあり、情報、教育、サービスなどの交換を積極的に行なっている。また、日系サロンだけでなくローカルサロンともコミュニケーションを取り韓国系の情報や文化の情報等を積極的にもらうようにしている。
- 自身の想いとしてベトナム全体の底上げを目指す。日本+ベトナムの技術やデザインであればどこにも負けない。
- 商品としてはヨーロッパ系のブランドが強い。メリットとしてカラーの発色が良い。ただ一方でダメージ、刺激が強い点がマイナス。日本の製品は操作性が高く、アシスタントでも安心して使える。
- ベトナムでは若い人材が豊富なためリクルートをかければ人は集められる。離職率は高いが社会保障などに取り組んでいるため、アドバンテージはあると思っている。Vamp 7人、ichillは5人がローカルのスタッフだが最低賃金は一般の倍を保証している。あとはチップ制。長いスタッフで11年働いてくれている。平均は3年未満で辞めていく方が多い。
- ベトナムの美容業界はこれから伸びていくことは間違い無い。ポテンシャルも高く、技術、知識、デザインなど細かい点まで考えて取り組む傾向にある。伸びしろがあり拡大する可能性が高い。
- 教育は、システムとマニュアルがあり営業中のアイドルタイムを利用してバックヤードで練習を行う。30段階に分かれておりランクが上がるにつれ昇給し、毎月昇給も可能。
J-First TOKYOについて
JBA VIETNAM BEAUTY INC
代表取締役社長 高田 照夫 氏
General Manager La Quy Guynh(クイン) 氏
ジャパンビューティーアソシエーション(JBA)に加盟している32法人が出資し現地法人を設立(現在の企業数は49(個人含む))
年間4~5人が3ヵ月研修を受けている。交通費・保険・寮が完備。今、1~3期生がいて、日本語を話せる状態。ベトナムでは英語を話す人も増えており、サロンで使う人も増えているため、土曜の朝1.5時間、英語の勉強会を開催している。
店舗基本情報
- 幹線道路沿い角地の地下1階~4階の1棟借り 総床面積約143坪
(地下1階)倉庫 (1階)受付、客待ち、セット面3台 (2階)セット面6台、シャンプー台4台
(3階)セット面11台、シャンプー台8台、アイラッシュ1台 (4階)スタッフルーム・事務所 - 営業時間:10時~20時 年中無休
- カット:200,000ドン(約1,000円)jrスタイリスト、800,000ドン(約4,000円)Top
- カラー:2,600,000ドン(約13,000円)ミディアム
- コールドパーマ:800,000ドン(約4,000円)
- トリートメント:800,000ドン(約4,000円)ミルボン
- ヘッドスパ:500,000ドン(約2,500円)
テナントはオープン当初5年契約 更新時には家賃2割アップを要求されました。
土地は国有、50年の借地権を得て公的管理会社にて管理されている。
家賃はその管理会社にて決定 建物は借主管理
現状3ヶ月単位で家賃を払う(前払い)
オープンの経緯
当時ロレアルが貧困層の女性をサポートすべくアカデミーを開催しており(3か月研修)、そのアカデミーの生徒を優先的に受入れられる働き場所としてサロンとして立上げる事となった。JBAで出資者を募り資金調達。また現地知人を介して開業するに至った。営業ライセンス(許可証)取得に1年かかった(物件は1年前に契約)。開業後の半年間はお客が来ない日もあり、非常に運営は大変だった。
サロン状況
- 平均顧客年齢28歳 20代が中心で多くは富裕層。
- ロイヤルカスタマーは40人ほど。
- 紹介客が全体の25%ほど。男性比率2割弱
- SNS(Facebook)で集客し8割がベトナム人。残の2割が日本人他(日本人客は男性が6割)。
- ベトナムの女性は基本働いているため、平日の昼間は空いている。
- 50代以上の女性は美容への関心が低い。
- テト(ベトナム旧正月)前が一番忙しく通常月売上の倍ほどになる。
- メニューは大半がカット&カラー。カラーは最近寒色系が増えてきた。
- ヘアスタイルは年々短くなってきている。韓国やヨーロッパの影響がある。
- シャンプー・トリートメントはミルボンとカナック(現地法人)が中心。
- 労務管理が厳しく残業代は時給の3倍 よって勉強会は営業時間内に行う。
- 現在のスタッフ構成は、ベトナム人19名、日本人4名。
- 給与体系は、3ヵ月研修後のカット料金は2千円。
- 研修生、スタイリスト、トップスタイリストそれぞれの給与体系を設ける。
- アシスタントは日本語を大体理解しており、英語はトレーニングしながら会話が可能にするために取り組んでいます。
- ホーチミンは軟水だが(ハノイは硬水)、水質が非常に悪いため、軟水器を導入している。
ベトナムサロン事情
- ベトナムには約10,000軒のサロンがあると言われている。
- 店のランクはカラー料金で決まる。カット料金は安く設定するサロンが多い。
- アカデミーは思想教育とみなされるので許可されない(社会主義国ならでは)。
- チラシも公安の許可がないと配布できない。
AUBE JAPANについて
ヘア、アイラッシュ、エステなどを手掛ける株式会社髪剪處が4年前にベトナムハノイ市内に自己資金にて出店した1号店となる。
場所はハノイ市内の西側となり近々鉄道の駅ができ、今後更なる発展が見込める新興地区となる、ショッピングビルとマンションが一体化されたビルの1Fとなる好立地に存在する。広さは約30坪、セット面7面、シャンプー台3台、ウェイテイングスペース4、まつ毛パーマスペース1台と光の入る明るい雰囲気の店舗となる。家賃は高めで、さらに今後の発展が見込める地域のため契約更新の度に家賃の値上げが大きくなるとのことであった。
スタッフ数は6名、スタイリスト2名(日本人)、アシスタント4名(ベトナム人)
メニュー価格
JAPAN店、Ciel店共通 JAPAN店は現在ヘアメニューのみでの営業
- カット(シャンプー、炭酸シャワー&ブロー込):3,000円
- カラー(シャンプー&ブロー込):4,000円~6,000円
- パーマ(カット&炭酸トリートメント込):7,500円~9,500円
- デジタルパーマ(カット&炭酸トリートメント込):9,500円~10,500円
- 縮毛矯正(カット&トリートメント込):11,000円~13,000円
- トリートメント:2,500円~10,000円
- シャンプー&ブロー:1,000円
- 炭酸ヘッドスパ、炭酸クリームバス:2,000円~3,000円
- メンズシェービング:1,000円
※ホーチンミン日系サロンの約1.5倍程度
現状
客層は日本人50%、ベトナム人、韓国人、他外国人50%。男女比50%:50%。
日本は今後厳しいイメージ(人口減少などによる集客など)だが、ベトナムはまだ今後伸びしろがあり期待できると考えているとのこと。
メニューはヘアカラーが多く、ヘアカラー比率は約60%程度で、グラデーションカラーやインナーカラーなど特殊カラーを売りとし、それらをSNS(フェイスブック)により集客に繋げている。もうひとつの集客の手段はL.I.Vというフリーペーパーにクーポンを付けることで集客に繋げている。またもうひとつ多いメニューはCiel店と比較するとベトナム人を初めとした外国人比率が高いことの影響による、シャンプー&ブローである。ベトナムでは毎日シャンプーする習慣が無いため、3日に1回程度の頻度で来店される。そういったお客様はスタイリストが担当をせず、アシスタントが対応する形で行っている。
客単価はシャンプー&ブローが多いこともありCiel店よりもやや低くなる。
11月からはベトナム人スタッフによる“まつ毛パーマ”をメニュー化させていくとのこと。
富裕層がターゲットとなるため今後ヘア以外のメニューの充実を図っていく予定とのことであった。
JAPAN店もCiel店同様にパナソニックの美容家電をディスプレイしており、販売に繋げている。
まだ、ベトナムは発展途上ではあるが、ヘアに関してはヘアカラーでブリーチを使用したダブルカラーがトレンドだったり、またそれらの特殊カラーをSNSで発信することで集客に繋げる手段とする点も日本と大きな差が無く近づいていると感じる。
ただ使用している媒体がSNSの場合フェイスブック、クーポン系の中心がフリーペーパーというあたりにやや遅れている感があるが、若い世代の大半はスマホを所有していることもあり、近い将来に日本同様に予約サイトが充実する動きがでたり、またSNSの中心はインスタグラムになるのではと予測する。ベトナムのサロン業界の流れも日本や韓国に近づき、差がどんどん無くなっていくのではと感じる。今後の動きに注視できればと思う。
AUBE Cielについて
ヘア、アイラッシュ、エステなどを手掛ける株式会社髪剪處が4年前にベトナムハノイ市内に自己資金にて出店した2号店となる。(Ciel店はオープンして2年)
場所はハノイ市内の中心地となり海外赴任された日本人が多いエリアとなる。テナントとして入っているビルは14階建てのオフィスビルの6階で少し分かり辛い場所となるが、隠れ家的なイメージをコンセプトとしており、広さは約30坪、セット面4面、シャンプー台3台、エステ台1台とコンセプトにあった雰囲気の店構えである。
スタッフ数は4名、スタイリスト1名(日本人)、アシスタント3名(ベトナム人)、エステティシャン1名(日本人)
メニュー価格
ヘアメニュー
- カット(シャンプー、炭酸シャワー&ブロー込):3,000円
- カラー(シャンプー&ブロー込):4,000円~6,000円
- パーマ(デジタルパーマ等の機器を利用):S$185~300
- パーマ(カット&炭酸トリートメント込):7,500円~9,500円
- デジタルパーマ(カット&炭酸トリートメント込):9,500円~10,500円
- 縮毛矯正(カット&トリートメント込):11,000円~13,000円
- トリートメント:2,500円~10,000円
- シャンプー&ブロー:1,000円
- 炭酸ヘッドスパ、炭酸クリームバス:2,000円~3,000円
- メンズシェービング:1,000円
※ホーチンミン日系サロンの約1.5倍程度
エステメニュー
- フェイスシュエービング:2,500円~8,400円
- フェイシャルコース:2,700円~6,500円
- アイラッシュ:550円~7,500円
現状
客層の中心は日本人80%、ベトナム人、他外国人20%。男女比50%:50%。年代は日本から赴任してこられる家族が中心ということもあり30代~40代が中心である。今後はベトナム人のお客様を増やしていきたいと考えている。
メニューはヘアカラーが多く、1度ブリーチを施してオンカラーするダブルカラーが人気で、また水質の影響だと考えられるが頭皮のダメージを気にされるお客様が多く炭酸スパなどの頭皮系メニューも人気である。カット+ヘアカラーやヘアカラー+炭酸スパといった複数メニューを同日にされるお客様が多いこともあり客単価はヘアメニューのみでも比較的高めである。
最近ではアイラッシュも増加傾向にあり、平日で1日1~2人、土日で4~5名が来店される。ローカルのサロンにて低料金のアイラッシュの施術を受け、そこで失敗経験をしたことで日系サロンへのニーズが高まり、やや高めの料金設定だが口コミで広がっているとのこと。
店販については、ベトナム人は価格に関係なく購入する傾向が高いとのこと。購入される店販のカテゴリーはセット剤を付けたがらないため中心はヘアケア商品である。ただ、例外もあり日本人も日本で話題となっている商品は気になるようで、そういったものは値段に関わらず購入されるとのこと。
ヘアケア以外ではパナソニック製の美容家電も品揃えしており、現在使用中のドライヤーが壊れたり、ローカルで購入したもののクオリティーが低く、すぐに壊れるといった理由で日本のメーカーの安心感から購入される方も一定層おられるとのこと。
今後は将来の展開を考えベトナムで店舗の拡大を検討していきたいと考える日系サロンが多くあるが、まだまだ、ローカルのスタッフだけでは運営が難しい(売上が上げられない)点もあり、日本人スタッフがどうしても必要となる。しかし日本からベトナムに来たいという日本人スタッフがいないため、現状では拡大は厳しい状況であるとのこと。
今後まだまだ発展が続きそうなベトナムであるが、日系サロンが今後継続的に発展していく上では日本人人材の確保やローカルスタッフの育成などが課題となり、いかに組織化できるかという点が今後のポイントとなりそうである。
tetoteについて
5年前にハノイ中心地にサロンを出店。今年12月で5周年を迎えるサロン。
スタッフ数は8名、日本人スタッフ4名、ベトナム人スタッフ4名
メニュー価格
- カット(シャンプー、ブロー込)
通常価格:¥4,600 、会員価格:¥3,500、特別価格:¥3,250
※カットは、上記カットの他カレッジカット(大学・専門学生)、スクールカット (中高生)、
キッズカット(小学生)、チャイルドカット(小学生まで)、 と分かれる。 - カラー全体(シャンプー&ブロー込)
通常価格:¥6,600 、会員価格:¥5,500、特別価格:¥4,600 - パーマベーシック(カットなしの場合シャンプー、ブローなし)
通常価格:¥6,600、会員価格:¥5,500、特別価格:¥4,600 - デジタルパーマ(カットなしの場合シャンプー、ブローなし)
通常価格:¥12,100、会員価格:¥9,200、特別価格:¥8,450 - ヘッドスパ(炭酸シャンプー+30分マッサージ)
通常価格:¥4,450、会員価格:¥3,350、特別価格:¥2,700 - 炭酸シャンプーブロー
通常価格:¥3,200、会員価格:¥2,650、特別価格:¥2,650
※通常価格・・・一見のお客様の価格
会員価格・・・2か月以上経ってからのお客様の価格
特別価格・・・2か月以内リピートのお客様の価格
現状
理由をお聞きしたところ、「ホーチミンでは既に求めるコンセプト展開をしているサロンがあった」こと、また「ホーチミンでは値崩れがおこっている」から、ということであった。
物販についてお聞きしたところ、店販はベトナム人のほうが良く買っていただけるとのことだった。他のサロンでも同様の意見をお聞きした。
人気メニューについてお聞きしたところ、炭酸シャンプーはお勧めすれば80~90%のお客様が実施されるとのことだった。
プロモーションについてお聞きしたところ、tetoteウォレットを販売しておられるとのこと。
- 5,000,000DNウォレットで8,000,000DN分使用できる
- 10,000,000DNウォレットで20,000,000DN分使用できる
使用期限は6か月。購入者は圧倒的にベトナム人が多いとのこと。